in STLの暮らし

カウンセラーの仕事探し

-0 COMMENT
今日は卒業してから二度目の就職面接に行ってきました。といっても、面接先は私が大学院時代に働いていた精神病患者の為の介護ホーム。日本で就活経験ゼロのyuyuなので(日本の大学卒業後一年を経てアメリカの大学院に入学)日本とアメリカの就活がどこがどのように違うのかは分からないのですが、日本の友人の就活体験談を聞いていると、アメリカの方がもう少しカジュアルな気がします 仕事分野や地域にもよって変わりますが、日本のように大学2年生からキャリアセンターに通い、3年生から企業に足を使ってセッセと就職活動〜、4年の春〜秋には内定というような流れではないようです。

私のようにアメリカでカウンセラーを目指している方が何人いるかは分かりませんが、今日はカウンセラーの仕事探しと題しまして、アメリカでの(カウンセラーの)就職活動の実態を書きたいと思います

未だに深刻な就職難もあるのでしょうが、入学中に内定を取るよりも、在学中は学業に専念し、大学卒業に本格的に就職活動を始めるという傾向があるようです。少なくとも私が行ったアメリカの大学/大学院では、だいたいの人が内定決まらないまま卒業するケースが多かったです。その中にも、私のようにインターシップとしてお世話になっていた会社なり団体にそのままフルタイム/パートタイムで就職する人もいましたが。大多数は卒業後に本腰を入れて就活していました。

また、カウンセラーという仕事柄、簡単に就職先を決められないという理由もあると思います。カウンセラー(日本ではあまりまだなじみがない職業ですが)として就職する為にはまず自分のTarget Populationを決めないといけません。つまり、自分が心から仕事(奉仕)をしたい、そのグループの為には命をかけても良いというグループです。簡単に言うと、自分のカウンセラーとしての得意分野ですね。

私のTarget populationを例に挙げますと、
Social Justice and Multicultural Counselorと名乗っている私のTarget Populationはちょと広義になってしまいますが、”The person who is discriminated due to one's religion view, ethnicity, race(skin color), sexual orientation, socioeconomic situation and mental/physical disability"、となります。日本語に訳すと、宗教、肌の色、国籍、性的指向、経済事情、そして身体的/精神的障害が理由で差別されている人々です。そして私の強い興味の分野を合わせると、自ずと私が命をかけたい人々というのは、難民、人種的マイノリティ、移民(特に一世)、そしてLGBTQの人たちになります。となりますと、私の応募候補リストからアメリカでは求人が多くある、Substance abuse counselor(薬物リハビリの為のカウンセラー)やeating disorder specialist (摂食障害のスペシャリスト)などは消え、残るのはセントルイスではマイナーまたはあまりお金のない団体である、セントルイスに一つしかない難民支援施設や、自分自身がレズビアンかバイセクシュアルでないと雇用してもらえない場合が多いLGBTQカウンセリング団体、または貧困層のケアをしているつまりお金がないカウンセリング・ボランティア団体くらいになってしまうのです。

カウンセリングになじみがない人は、なんでも経験だから、自分のtarget population以外の仕事もやってみれば良いのにという方もいらっしゃると思います。おっしゃる通りですし、やってみて意外とそれが自分の性にあっていたという場合もあります。しかし、カウンセラーとして働くには知識と経験が求められます。もし摂食障害サポート団体に仕事を応募しても、在学中に特に摂食障害に対して特に勉強をしていた実績(レポートやそのような学会に出席していた)、あるいは同じ系列の団体でインターンシップをして経験を積んでいないと面接もしてもらえないことが多いですカウンセラーとして仕事に応募したならば、就職最初の日からカウンセラーとしてクライアントさんと向き合うことが当然ですが要求されますので、その分野でのプロとしての自信がないのならば、応募しない方がましということですね。

また、私の場合は留学生という立場が難しくしている理由もあると思います。長くなりますので、ここでは詳しくビザのことは書きませんが、やはり”外国人”という肩書きはカウンセラーとしては残念ながらデメリットです

雇用の際のビザ申請の難しさもありますし、雇用側からすると、”はたしてこの”外国人”は自分の所に通っているクライアントの問題が分かるだろうか?言語の壁はどうだろうか?”などという不安があります。
はっきり言って、いくら綺麗に英語が喋れても、これはどうしようもないであり事実です。私がどう転んでもアメリカ人ではないですし、なれないのですから。例えば、アメリカ人のクライアントが私とのセッションの中で小さい頃から観て育って来た子供向けテレビ番組を話してくれても、アメリカ人のカウンセラー程共感は出来ないでしょう。こんな小さなこと一つでも、クライアントとの信頼関係では重大なことです。

では、果たしてその大きな壁をどうやって乗り越えるのか。というか、乗り越えられるのかというと。

それはもうただ・・・、クライアントが良くなる為に、世界が良くなる為に自分の全てそして必要ならば命をかけてもいいというだけの強い決心、そしてに尽きるのではないでしょう?人類共通ので分かり合えた時に、クライアントそして雇用主から”外国人”というカテゴリではなく”わたし”として向き合ってもらえるのです。それが”外国人”カウンセラーとして就職にとって大切なことなのだと思います。

スポンサーサイト
  • Share

0 Comments

Leave a comment