in STLの暮らし

RENT

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もう5月の記事です。アップするのを忘れていました。

The Fabulous Fox という有名な劇場がセントルイスにあります。 1929年にオープンした歴史ある元映画館で1982年に改装されました。今はミュージカルやコンサートに使われている劇場です。開館当時はアメリカで二番目に大きな劇場だったそうです。The Fabulous Fox は他の州にも建てられていて、セントルイス以外にアトランタ、デトロイト、サンフランシスコにあるそうです。昔のセントルイスの栄光が偲べる建物ですね。

この歴史ある舞台に私が大好きなミュージカルがやってくるって言うじゃないですか!こりゃ観なきゃ損だとチケットを買い観に行くことにしました。

「RENT」をご存じない方へ。
「RENT」は有名なブロードウェイミュージカル(NY舞台)です。今回調べて知りましたが、21年前の私の誕生日の1996年2月13日に初演されたそうです。ジョナサン・ラーソン監督が作詞・作曲・脚本を担当し、初上演当日にマルファン症候群の発見が遅れ、会場に着く途中で36歳の若さで急死しました。初公演は追悼公演となり今でも語り継がれています。「RENT」は同年のトニー賞のミュージカル部門で最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀オリジナル作曲賞、最優秀助演男優を受賞し、ピューリッツァー賞ドラマ部門でも最優秀作品賞を受賞など数々の賞を総なめにしました。劇の内容は「RENT」(家賃)が払えないと大騒ぎするマーク(主人公)とHIVポジティブのロジャー(元人気ロックミュージシャン)から始まります。二人が住むのはNY。色々な人が混在する街です。マークがNYに住む色々な登場人物が描く日常を基本傍観者として記録していく舞台です。その頃では(今でもそうですね)タブーとされていた麻薬中毒者や、ストリッパー、少数民族、LGBTQ、HIV患者を通して人生の辛さや喜びを凝縮したお話です。色々な登場人物が同時進行で起こるので一見ごちゃごちゃしているのですが、最後までくると全てが不思議に一つの結末にきます。「RENT」の本当の意味は、私たちは一人一人限りある時間の人生を時間を借りて生きているのだ、だから与えられた今を精一杯生きようと言うメッセージが隠されています。来年日本でも記念公演があるそうです(詳細はこちらから)

「RENT」のポスターです。
Photo May 19, 10 15 39 PM

劇場につきました。
Photo May 19, 6 51 49 PM

中にはいると満員!
Photo May 19, 6 52 55 PM

壁の装飾も凝ってますー。
Photo May 19, 7 06 33 PM

さすがに歴史ある建物、天井も凝っています。
Photo May 19, 6 53 01 PM

昔ちょっと流行った「エスニック」系の装飾がみられますね。
Photo May 19, 6 56 14 PM

音量お気をつけください。一階からの光景です。


二階からも撮ってみました。すごい人の数w
Photo May 19, 8 59 45 PM

こちらは二階からの光景です。


ようやく席につけました。
Photo May 19, 7 09 41 PM

舞台のセットです。 
Photo May 19, 7 11 21 PM

舞台はやっぱり最高でした。何度も観たのにやっぱり号泣。私は「RENT」にはとっても思入れがあると言いましたが、実は最初にアメリカの交換留学が終わり日本に帰国した時に観たミュージカルだったんです。その頃は「RENT」など知らず、ツタヤでDVDを何気に借りてきて母と観ました。1年間アメリカで勉強して帰国したはいいが、将来の展望が全く見えなかった私に「RENT」はすごい衝撃を与えました。観終わった時はもう号泣でしばらく動けなかったのを覚えています。その次の年に両親の援助で私はアメリカに戻ってきました。「RENT」は私のターニングポイントで観るミュージカルなんです。ミュージカルに出てくる登場人物はみんな社会から蹴り出されたはみ出し者。その登場人物が悲しみを持ち寄り、毎日を必死で生きている登場人物を観ていると、なんだかとても共感できるんです。たくさん笑いもある舞台なのですが、全体的にどことなく悲しいのは、演じている役がエイズを患っていたり、麻薬中毒だったりしてその先に終わりを意識して今を生きているからなんだと思います。

「RENT」で有名な曲が二曲あります。"se6buY" target="_blank" title="Season of Love">Season of Love"と"No day, but today" です。両方ともyoutubeの曲につながります。
Season of Loveはあなたはどうやって人生を測りますか?という曲です。人生は飲んだコーヒーの数で測るか、笑いの数か、彼女が知った真実か、それとも人の死か?それなら愛で測ろうじゃないかという曲です。この曲はGLEEでも歌われたのでご存知の方も多いかと思います。
No day, but todayは今回とてもグッときた曲です。この時しかないんだよっていう強いメッセージです。後で良い、今度で良いって臆病で逃げてばかりいてはダメだ。今この時しかないだから、今を大切に生きてくれ。図らずも公演の日に亡くなったジョナサン・ラーソン監督の最後のメッセージなりました。監督に敬意を示しRENTでは公演の最後にいつもThank you, Jonathan Larsonと舞台に大きくスクリーンに映し出されます。この作品で社会の隅に追いやられていた貧困層の人、LGBTの人、エイズ患者、麻薬中毒者に脚光があったのは言うまでもありません。20年以上経った今でも人気が衰えることはなく、輝いている舞台です。今回も勇気と自信を与えられました。とても感謝。

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2 Comments

Kiko  

このミュージカルは、ダメです。

私と相性が悪いの。 初めて観たのが、多分、人気が出始めた頃。 子供たちが産まれる前だったから、17年以上前かなぁ。 元主人に勧められて一緒に観に行ったのね。 彼は、大感動で、その後、何回か観てるようです。 私は、その正反対の反応だったの。

暗くって、余りにもジメジメしていて、一気にうわ〜ダメだって感じ。 笑 元主人は、元気が貰え、又、観たいって思ったそうよ。

人其々ですね。

2017/07/07 (Fri) 08:22 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

Kikoさん

確かに好きな人を選ぶ作品ですよね。私はもともとアンダーグラウンド系が好きなので結構すんなり溶け込めました。
RENT好きな人はもうすっごい好きですしね、嫌いな人は絶対に嫌っていう好みが別れるミュージカルだと思います。

2017/07/08 (Sat) 08:17 | EDIT | REPLY |   

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