in Thinking out loud

あれから5年 (東日本大震災)

-7 COMMENT
今日は3月11日。あの大災害から5年もの月日が経ちました。

私は震災が起こった時セントルイスにおりました。元彼が日本で大変なことがあったらしいよ、という電話で飛び起き何が起こったのが理解しました。すぐに日本にいる家族一人一人に連絡を取り無事を確認。ほっとしたのもつかの間、次々と入ってくる痛ましいニュース。増大する被害に一人で身体が震えていたのを覚えています。元彼は自分が春休みだということで私の家族の無事が分かると、さっさと実家に帰ってしまいました(今考えると本当に分かれて正解だったと思います)。

彼が実家へ帰った後は、私の孤独な戦いでした。寮で限られた情報に一喜一憂しながら、ニュースをずーと観ていました。日本のテレビなんて観れないので、にこにこチャンネルやオンラインの生放送を探して必死に観ていました。よく考えると誰かと繋がっていたかったのかもしれません。普段はニコニコちゃんねるにコメントしない私も、自衛隊がヘリコプターで福島原発の消火に当たった時はみんなと一緒に歓声をあげました。津波の様子が報道されると一人部屋で涙を流し、暫く家から出ることもできませんでした。外に出ると春らしい素敵な陽気に違和感を覚えました。今でも家の外での他の学生の何事もない様子にとても驚いた気持ちを覚えています。

あの時おそらく私はある種のうつ状態と喪失状態だったのでしょう。食欲も気力もなんにもありませんでした。でも何かしたい、しなければと思い始めたのが学校内を回って震災のプレゼンをすることでした。その時情報が日本でも大変錯綜していましたが、海外ではもっとひどいことになっていました。簡単なプレゼンをPowerpointで作り、知り合いの先生にメールで連絡をして、クラスで20分くらい時間をいただきプレゼンをさせていただきました。他にもフォンドレイジグや海外からの日本宛の手紙の日本語訳などその後数ヶ月ちょこちょこと活動していましたが、なにをしてもどうしてもなくならない気持ちがありました。

それは罪悪感

震災が起こった時、私はアメリカにいました。津波の被害は合わず、東京で6分間も続いた地震も実際この身で体感することもありませんでした。安全な場所でのうのうと過ごしていた私がとても卑怯に感じられました。実は今も感じています。・・・・・そこにいられなくてごめんなさい。一緒に泣けなくてごめんなさい。祈ることしかできなくてごめんなさい。・・・・・今年もたくさんの「ごめんなさい」が3/11にやってきます。当時撮られた映像や、ニュースを見ると毎年胸がつぶされるような思いがいたします。今まで懺悔しているようでブログにも他の人にも話したことはありませんでした。こうして発信して慰めて欲しいわけでもありませんし、自分の汚い部分として今まで向き合ってこなかったからです。こうして自分に向き合うことで何か気持ちに変化がすぐあらわれるとは思いませんが、向き合うって始まることももあると思います。

震災直後、母は私がむしろアメリカにいてくれてよかったと言ってくれました。親心です。でも、私のこのどうしようもない、どこへも行くあてもない罪悪感はこの先も私を苦しめそうです。亡くなった方の冥福を祈り、1日も早い復興を願い、黙祷。

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アメリカセントルイス3月11日震災

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7 Comments

yuki  

こんばんは。
当時は、とても不安で、心配されたでしょうね。
Yuimaさんが海外におられたということ…それは、Yuimaさんが逃げてそちらに行ったということではないから、お気持ちは辛いだろうけど、仕方なかったことだと思います。
自分がその場所にいなかったということ、家族や日本人として同じ経験をできなかったことは残念だったでしょうけど…
そこまで罪悪感を感じられるYuimaさんの気持ちはすごいと思います。

でも、あの辛い事故から多くの人が何かを学び、感じ取ることができたのですよね。
私も、これからも一日でも早い復興を祈って、遠くからでも応援していきたいです。

2016/03/11 (Fri) 17:36 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

yukiさん

温かいコメントありがとうございます。本当にこれを記事にするかは悩んだのですが、今まで書いていなかったことなので勇気を出して書いてしまいました。昨日知ったのですが、夫はちょうどその年卒業していて、大学院に入るまでの間日本で復興支援をしようと思っていたそうなんです(私を置いていちゃった元彼とは大違い・・・)。色々応募したようなのですが結局返事がこず(アメリカの赤十字やらに連絡したそうです)、諦めざるを得なかったって悲しそうに話ていました。おそらく震災直後だったので放射線不安や素人をアメリカから日本まで送り込む余裕がなかったのだと思います。
そう仕方なかったのだと頭では考えるのですが、心がついていかない。昨日と今日はもう丸一日中うつ状態でした。かといって何をするでもないので、さらに自分にイラつくんです。でも私もYukiさんと同じように1日も早い復興を願い応援していきたいですね。

2016/03/11 (Fri) 18:08 | EDIT | REPLY |   

Kiko  

Yuimaさん、その人の身になって考えられる性格なのですね。 とっても繊細で優しさが伝わってくるブログでした。(いつもそうだけど。)

私も今でも、津波が町や村にやって来た映像が、頭に残っています。 どんなに皆さん、怖くって、不安で、辛くって大変だったろうか・・・と思うと涙が出ます。 私には、家族も友達も東日本側に居なかったのですが、それでも、物凄く心配しました。 そして、こちらでの報道と日本の報道の違いにも驚きました。 

カメさん、復興支援のため、日本へ行こうと思っていたのですね。 優しいです。 Yuimaさんが、うつ状態だなんて、心配です。 天災だけは、何時、何処で起こるか分からないことだから・・・。 色んな事を心配しだすと不安になりますよね。 お互い遠くからですが、応援しましょうね。

2016/03/12 (Sat) 10:02 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

Kikoさん

とっても自己満的なブログ記事で不安でしたが、優しいコメントがいただけてホッとしております。

ナショナルジオグラフィックのドキュメンタリーが公開されてて、今年観てみたのですが、改めて地震と津波の恐ろしさを感じました。涙が止まらなくてたった45分の映像だったのですが、しばらく放心状態でした。Kikoさんと同じように幸いなことに家族も友人も東日本にはおりませんでしたが、やっぱりショックは大きいですよね。東日本にご家族がいらっしゃった友人も何人か周りにいて、Facebook上で流れる悲痛なメッセージに当時どうしていいかわかりませんでした。

そうなんです、カメさん行こうと思っていたらしいですよ。知らなかったので驚きました。そして、ちょっと嬉しくなりましたね。この人でよかったなと。うつになっている場合ではないのですが、(被害に遭われた方を想うとなおさら)もう少し時間がたてばまた立ち直れるでしょう。頑張れ東北!!

2016/03/13 (Sun) 11:02 | EDIT | REPLY |   

びー  

No title

人は罪悪感を覚える  
脳の仕組みで解明した番組を見たことあります。人間はそうできてるから気にしないでね。
お母様の気持ち、よくわかります。
私の場合、人の死より動物の死が辛くて、そんな自分がおかしいのかな?と思いましたが、
人は自分でどこかに行けるけど、動物は人の勝手でそこにいたから、
動物をかわいそうがっていいんんだ、と思いなおしました。

あの時私は映画館にいて、その映画館は今潰れて更地になってます。あれ以来、日本のテレビが見られなくなり、いまだに地震酔い?があります。

2016/03/13 (Sun) 21:20 | EDIT | REPLY |   

poke  

自分のいる場所で自分のできることをする、というのはとても素晴らしいと思います。
情報が交錯している中、海外で日本の状況をプレゼンできるのは海外在住の日本人しかいないのだし、翻訳や通訳は絶対必要です。Yuimaさんのように行動的で思いやりと責任感を持った日本人がそのときアメリカにいた事は意味のあることなんです。日本人の誇りですよ。罪悪感なんて感じる必要はありません。
日本にいて、自分が被災していなくても祈ることしかできなかった人がたくさんいます。
それでも人を思いやれるということは素晴らしいことだと思います。

2016/03/21 (Mon) 11:28 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

pokeさん

コメントありがとうございます。お返事が遅れまして申し訳ないと思っています。近々遅れてしまった言い訳記事をあげます・・・。

とても優しいお言葉に涙が出てきました。
その時は自分がやれることをやりましたが、本当に自己満足だったのではと今でも悶々としています。
祈ることしかといっても、そのお祈りがとても力強い励ましになるのは身をもって感じています。
それぞれができることを少しずつやるのが大切なのでしょうね。

2016/03/28 (Mon) 10:40 | EDIT | REPLY |   

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