in STLの暮らし

お雛様の思い出

-4 COMMENT
三月になりました。テンプレートをまた春用に変えてみました。

先月のことですが、クライアントが通っている学校でとても珍しい、でも素敵な者を目にしました。お雛様です。生徒の誰かから学校に寄付されたのでしょうか?なんども仕事で行っている学校ですが、今まで気がつかなかったのが不思議なくらいです。とても近代的な顔つきのお雛様ですね。アメリカに来てからお雛様を見たのはこれが初めてです。ちょうど暦の上では春の立春の後。まだまだ寒いセントルイスでちょっと春を感じたひと時でした。
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お雛祭りですが、私にはあまり縁がないと去年まで思っていました。クリスチャンとして育ったので、そういう風習に(きちんと知識はあるのですが)あまり関わらない人生でした。今までにそのことについてちょっと残念に思ったことは多少はありましたが、あまり気にする機会もありませんでした。ですが、去年日本に新婚旅行で一時帰国した時にちょっと嬉しいお雛様に関するエピソードがありました。

ご存知の方はあまりいらっしゃらないかもしれませんが、私の祖父は結構名の知れた日本の近代美術の第一人者で、もう今は召されてしまいましたが、知る人ぞ知る芸術家でした。祖父が描く作品は以前の幼かった私にはあまりに強すぎ、はっきり言ってあまり好きではありませんでした。祖父自身とも残念ながら生前はあまり交流はなく、そのまま逝ってしまったので、一緒に過ごした記憶は本当に限られています。ですが、新婚旅行中に会いに行った祖母からとても興味深い話を聞きました。それは祖父のお雛様の誕生秘話。

常に難しいテーマで大作を手がけていた祖父ですが、子供はとっても好きだったそうです。自分で当時珍しいサマースクールや子供を対象とした絵画教室を企画したくらいですから。祖父にとっては私は初孫で一人孫。私が生まれた時に喜んでお雛様を作ってくれたそうです。祖父のお雛様作りの話は母からも聞いて知っていたのですが、私の誕生がきっかけで生まれたとは全く知りませんでした。そのお雛様は日本の実家のどこかに大切にしまわれています。将来子供が授かったら、そのお雛様もいただきたいなと思っています。話は逸れてしまいましたが、下の写真が飾ってある祖父のお雛様です。一つ一つ祖父が贈る人への思いを込めて大切に作ったのだなと思うと心がとっても温かくなりました。いまは残った祖母がその作り方や思いを伝えています。

HinamatsuriSTLJPN.jpg

時代や風習は違っても人を想う気持ちは同じ。毎年このお雛様の時期は私の祖父のことを思い出したいと思っています。
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アメリカセントルイスひな祭り

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4 Comments

Piyosophy  

とても心温まるストーリーです✨お祖父様のYuimaさんへの大きな愛を感じますね(^ ^)このお雛様たちもとても可愛らしい…✨海外暮らしになると、日本の大切な行事というものが身近に感じられなくて少し切なくなります…でも、やはり心の故郷は日本。忘れてはなりませんね!

2016/03/02 (Wed) 20:28 | EDIT | REPLY |   

Kiko  

美しい

お雛様、大好きなんです!!! と言っても私のは、可哀想に日本の実家で永遠に眠ったままです。 私の時代は、(初孫)7段の大きな雛人形のセットを母親の実家から贈れるのが伝統だったみたいで、物凄く綺麗な顔をしたお雛様のセットだったのを覚えています。 私が、日本を去った以来、眠ったままです。 きっと泣いている事と思います。 

それにしてもお祖父様の作ったお雛様の素敵な事。 美しいです。 こんな素敵なお雛様を持っているYuimaさんが羨ましいくらいです。 大切にしていきたいですね。    


この前のコメントですが、私もYuimaさんと同じで、自分の事で何か悲しい事や悩み事とかあると活字として残せないタイプなんです。 後で、後悔するような事も書きたくないタイプです。 もちろん、人生綺麗ごとばかりでないですが。 自分のブログなのに読む人を意識しすぎているのかな?  

2016/03/03 (Thu) 13:52 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

Piyosophy様

優しいコメントありがとうございます。
やはり身近にないとなかなか難しいし、季節の行事と距離ができてしまいますよね。わかります。
子供ができたら出来るだけ日本の文化もアメリカの文化も感じてほしいんので、出来るだけ敏感になっていこうと心がけてはいるのですが、なかなか現実は厳しいですね。

2016/03/04 (Fri) 16:39 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

Kiko様

歴史が感じられて素晴らしいですね!!そんなお雛様見てみたいです。
きっと将来また日の目を見るのを楽しみに眠っていらっしゃると思いますよ。私のお雛様も実家のどこかに眠っていますので、いつかこちらに連れてこなければと思っていますが・・繊細で貴重なものなのでちょっと怖いのですが・・・。いつか子供が授かればと考えてはいます。なので大切に大切に扱わないといけませんね。

そうなんですよね!私の場合は解決していないことを書いてしまうとそのことばかり気になってしまって、悪循環。ちょっとずつ落ち着いてきましたが、まだもう少し気持ちの整理には時間が必要なようです。

2016/03/04 (Fri) 16:43 | EDIT | REPLY |   

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