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アメリカの銃乱射を考える

-6 COMMENT
また悲しい事件が起こってしまいました。3箇所での無差別銃乱射がミシガンで起こり、14歳の少女を含む7人が犠牲になりました。事件の概要は、犯人の動機は不明ですが、犯人はもう警察に拘束されており、これからさらに事件の全容がわかってくるのだと思います。

日本から来た学生によく「アメリカは銃があるからくるのが怖かった」と言われることがあります。それを聞くたびにとても悲しい気持ちになります。確かにアメリカの銃犯罪に巻き込まれる被害者(自殺を含む)はアメリカで多く年間1万人以上です。これはだいたい三十人以上が毎日アメリカのどこかで殺されているということになります。この数字の半分は18歳以下の犠牲者で、週に一度は幼児が銃を誤使用しての事件も含めている計算になります。2005-2015にアメリカ国土で亡くなったテロの犠牲者(71人)よりはるかに多い数。皮肉なことにアメリカの大多数はいまだにテロのほうが身近にある銃よりも脅威に思っているようです

毎週のように繰り返される悲しい事件。どうして、アメリカはうんざりだと言って銃を捨てることができないのでしょう?銃支持者がよくいうのが「自分の身を守る為」。銃事件の7割は本来の目的(自己防衛)とは違う目的で使われているのですが、銃支持者は耳を貸しません。日本の歴史で刀狩というのがありましたよね。秀吉が農民一揆を危惧して、神聖視されてた刀を没収して統制をとった政策です。なぜか銃抑制政策を考える時にいつも私は秀吉の刀狩りを考えます。果たしてアメリカで銃狩はできるかと。私の考えではアメリカでは銃狩どころか刀狩さえ出来ないだろうなぁと思っています。それは文化の性質が全く違うからです。日本は和を大切にする文化。長所としては相手を気遣う、または協調性を大切にする。短所としてはその協調性がないと村八分にあいやすいという感じでしょうか・・・。アメリカ(主要文化としての白人の文化での話ですが)は逆に和よりも個を大切にする。長所として、個性は伸びますし、技量がある人は住みやすいのですが、短所は、協調性がないというか個の利益が通りやすい。なので銃規制は難しいのです。お上がこういったからこうしないとという文化はアメリカにはありません。州ごとに法律が違うくらいなのですから。とまぁざっくりお話ししてしまいましたが、これが銃規制が困難な私なりの解釈です。。

アメリカに在住した方なら一度は聞いたことがあるでしょう、銃のパンパンパンという音。私たちの家の周りでは1週間に少なくとも一度は聞きます。だいたい週末に多いです。昨夜も8時ごろと10時ごろに2度聞こえました。誰か撃たれていないか確認するために外の様子を見ようと思いましたが、逆にこっちが狙い撃ちされる可能性もあるので、思いとどまりました。。同じようなことが以前あった時に警察に連絡したのですが、結局一晩たってもやってきませんでした。多分本当に被害者がいると確認できない限りこのあたりは出動しないのでしょう。

先月オバマ大統領が銃規制強化策についてスピーチしましたが、その中でオバマ大統領がシカゴでは毎日銃で子供達が死んでいると涙を見せて訴えました。先程言ったように、被害者のおよそ半分はアフリカ系アメリカ人。私の友人(アフリカ系アメリカ人)も何人も若い頃に銃で友人が殺されています。街中を運転していると”We should stop killing each other”というロゴを軒先に掲げているお家を何件も見ます。その近くには大抵銃で殺された犠牲者のメモリアルツリーがあります。ザビオン・ドブソン(享年15歳)もその被害者の一人です。彼はテネシーの優秀なフットボール高校選手でしたが、通りがかりのギャングの抗争に巻き込まれ、横いた自分の三人の友人に覆いかぶさりの盾となって死にました。オバマ大統領が彼に対する追悼の言葉が心に突き刺さります。

”Zaevion Dobson died saving three friends from getting shot. He was a hero at 15. What's our excuse for not acting?”
「ザビオン・ドブソンは三人の友人を護って死んだ。彼は15歳にして英雄だ。私たちのなにもしないという言い訳はなんなんだ。」

犠牲者のご冥福をお祈りします。


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6 Comments

びー  

悲しい

テキサス州の大学で、生徒の銃持ち込みが自由になったとか。理由は法律にある、身を守るための銃を持つ権利を侵害しないためって。シカゴのストリートギャング?の彼女たちが、銃撃やめるまでSEX拒否する映画ができましたよね。女たちに拍手だけど、男たちが情けない。
アメリカは、銃関係の企業やってる金持ちが政治献金するから、銃規制は実現しないというのが現実らしいけど。。。子供達が犠牲になるのが何より辛い

2016/02/22 (Mon) 03:12 | EDIT | REPLY |   

chechup  

NoTitle

アメリカでは、普通に店でガンが売ってるのを目にしますが、、日本から来た私には怖くて その前を通過するのも怖い😱です
ガン社会?なアメリカ、、感覚がまだ追っ付いてないです😳 が、こっちでは普通にのほほ〜んと居られない、常に自分の周りを警戒していないと、、ってのが常識ですね、、😥
本当に心の痛むニュースが多いです(T ^ T)

2016/02/22 (Mon) 12:55 | EDIT | REPLY |   

Kiko  

NoTitle

私は、銃の保持反対者です。 だって、一般に普通の生活していたら、銃なんて必要ないのにね。 ここで生活して長いですけど、実は、銃声を聞いたことないです。 

断固として、子供たちにも銃を持つこと反対と言ってあります。 そして、もっと子供たちが小さかった時は、銃を持っていそうな家庭のお友達が居たら、絶対、その家には、行かせませんでした。 

元主人も彼氏も銃保持反対者なので、やはり、意見が同じである事は、大切ですね。 

でも、私の会社には、沢山の人が銃を持っていますよ。 皆さん、持っている理由の意見が分かれますが。 絶対、皆さん、意見を変えません。 たとえ、身近で銃の事件が起きても。 きっと、私が意見を変えないのと同じ理由で、変えないんでしょうけど。 

子供たちがこれ以上犠牲にならない世の中になって欲しいです。


2016/02/23 (Tue) 14:30 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

びー様

そうなんです。政治献金はとても大きな問題で、なかなか非合法にできないのは色々その辺の事情もたくさんあると聞きます。ですが、子供が犠牲になる。撃たれる側だけでなく撃つ側にもなってします。本当に銃の怖さを理解せずに持っているお家がたくさんあるようです。こういう社会改革は本当に時間もかかるし本当に焦れったいのですが、自分の意見を表明していくことは本当に大切だなと常々感じます。

2016/02/23 (Tue) 22:24 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

Chechup様

カルチャーショックですよね。私も来た当初Wallmartにも置いてある気軽さに精神がついていけませんでした。
日本はいい意味でも悪い意味でもとっても平和ですものね。入っては行けない路地なんてほとんどないのに、アメリカではそこらじゅうにある。気が引き締まるのも当然かもです。でも、本当はこういう怖い思いをしないで生きていけることが一番なんだろうな(まぁ”良い”の定義自体難しいですが)といつも思ってしまいます。

2016/02/23 (Tue) 22:28 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

Kiko様

以前ブログで友人の息子さんの事故を書いていらっしゃいましたものね。あのような事件も銃がなければ絶対に防げたのに・・・と無念でなりません。残念ですが、私の家の周りは銃を持っている家が多いようです。おそらく皆さん自己防衛のためでしょう。でも新年や独立記念日はその持っている銃で撃ちまくり。誰かを狙ってではないのでしょうが、お酒などが入っていると事故もありますし心配になります。でもやはりみんな銃を諦めないんですよねー。銃=ステータスって思っている方も多いみたいですし。そんなプライドいらないって思うのですが、とても難しい問題です。

2016/02/23 (Tue) 22:38 | EDIT | REPLY |   

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