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Baltimore

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最初に、今回は通常のAfrican-Americanやアフリカ系アメリカ人ではなく黒人と明記します。不快に思われた方の為に先だって謝罪しておきます。ご理解をよろしくお願いします。

Baltimoreが大変なことになっています。夜10時から朝の5時まで夜間外出禁止令などが出されるなど非常事態です(というか非常事態宣言も出されました)。州兵を投入してなんとか事態を収拾しようとしていますが、一度付いた火はなかなか消えません。まるで去年の夏のFergusonを彷彿とさせる、というかそれよりも酷い状態です。Fergusonからセントルイスはとても近い(というか隣同士)、なので去年の夏はカウンセラーとして心を痛めた事件でしたが、今回はさらに長引きそうです。サウスカロライナ州で撮影された黒人男性を背後から警察官が7発撃ち死亡させた事件が撮影されたことにより、さらに人種問題が敏感になっています。

ことの発端は25歳のフレディ・グレイさんが警察に拘束された後にグレイさんが脊髄になんかしらしてできた損傷によって亡くなったことが原因です。家族によるとグレイさんの脊髄は80%が損傷していたとか。この負傷についての理由は良くはっきりいってわかっておりません。プロテスター側に言わせると、警察が原因。警察側に言わせると、グレイさんが自分でした自傷行為(事件から2週間ほども経った今日になって拘置所で頭を打ち付けていたといっている警察官が出てきたそうです・・・。)逮捕者は200人を超え、警察側の負傷者は15人に上っています。

こういう事件があると必ず問題になるのが、人種問題。特に白人対黒人の違いが浮き彫りになります。メディアはこぞって暴動を放送し、いかに恐ろしいことが起こっているかを嬉々として書き立てます。大衆はそれを見て、「怖い」「やっぱりーだから」と今までの固定観念をさらに強く自信をつけさせます。つまり、黒人=恐ろしいというのは、皮肉にも#Blacklivesmatterとか頑張って黒人の人権を見直せといっているデモ隊から作られてしまうんですよね。なぜなら、メディアは良いことは放送しないから。大衆に受け入れやすい、目と耳に心地よいものしか提供しないからです。

このビデオはメデイアが提供していること。暴動による火災、破壊された街、非常事態宣言の街の様子と、とてもドラマチックです。一方メジャーなメディアが話さないのは、平和的なプロテスター、街のギャングが教会の牧師たちやリーダーと平和を語り合う様子、警察のキャプテンがプロテスター達と会話をしちゃんと痛みを聴く様子、警察を守るプロテスター達…。実はこれFergusonでもあったんです。手を繋いで警察を守ろうとするデモ隊や、対話によって解決しようとする人々。だけどメディアは知らんぷりなぜでしょう?視聴率が取れないから、おもしろくないから、黒人は危険でアウトローだというイメージの方が色々楽だからではないでしょうか?暴動に便乗して物取りをしているのは若い黒人だけではありません、白人系の若者もたくさんいます。ですが、テレビで見ない。いつも覆面をして物を担いで走る黒人ばっかり。メディアはなーんにもいままで学んでこなかったのねとほとほと呆れました。でも呆れても、私はMLK(キング牧師のことです)あの伝説の演説で言ったように、I have a dream!! 世界が平和になる日を信じています。

P.S. 本当はcolor blind theoryについて話そうと思ったのに、Baltimoreだけの話になってしまいました。その話はまた今度にします。


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アメリカBaltimore暴動人権人種問題差別

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7 Comments

みっち  

人種って?!差別って?!

人種差別って何なんでしょうねって私も思っていたところです。

私のバイト先にも勿論、アフリカンアメリカンのお客さんがいらっしゃるんですが、私に対してはものすごいフレンドリーな感じでお話もするし優しいんです。でもそのお客さん達、うちのマネージャーにはぶっきら棒だったり、不愛想で嫌な感じで接するのを何度も見かけるんですよ。
マネージャーはブロンドヘア、ブルーアイの典型的白人男性で、彼もはっきり「黒人は態度が悪いやつが多いから嫌い」ってはっきり言い切るんです。

マネージャーがそういう態度だから、アフリカンアメリカンのお客さんもそういう態度をとるんじゃないかなぁって思ったりも(*_*;

お客さんも、私がアジア人だからフレンドリーになるの?!ってことは、それだって差別じゃないの?!って思ったり・・・

人種差別、ヘイトクライム・・・
なんか、アメリカの深い根本的なところをしっかり解決しないとこれは、ずっと続いてしまうんだなぁって・・・残念なことですよね。

長文で失礼いたしました(-ω-)

みっち

2015/04/30 (Thu) 19:03 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

みっちさま

コメントありがとうございます。社会心理学的にいうと人間は自分と相手の違いを見つけて同族意識を高めることによるのでしょうが、難しい問題です。みっちさまのお客さんとマネージャーさんがいい例かもしれませんが、お互い様という部分ももちろんあるのだと思います。ただ残念ながらColoredの人たちに対して不利な制度がまだまかり通っているのも事実。まだまだ解決には長い時間がかかりそうです。アジア人はModel minorityと呼ばれてどちらかというと白人よりにみられることもありますし、私達は私達で色々な差別の対象にもなっています。なので、お客さんが感じがいいのはみっち様の人柄ももちろんあると思いますよ。

ヘイトスピーチはアメリカだけではなく日本でも他の国でも存在する人類の根本的な問題です。人種問題を考えることで世界がちょっとでもいい場所になればと願っています。

2015/05/01 (Fri) 07:15 | EDIT | REPLY |   

かにこ  

動画の中の

Looking in your eyes right now ,I understand your hurt and your pain. に涙が出て来ました。
人種にかかわらず人は「貴方の気持ちは分かってるよ」という言葉が聞きたくてもがき叫ぶものです。
体制側(一連の警察側のモラルの欠けた行動であったり,その後の司法の判断であったり,
Yuimaさんの指摘されたようなマスメディアの報道の公平さの欠如)の見直しが最初の歩み寄りとして歴史的な流れから見てもフェアな対処だと感じています。
小さな子供達が自分と同じ人種により大きな共感を寄せるという研究記事を読んだことがあります。先天的に備わったものだという研究結果です。
しかしながら,モラルは後天的に習得できるものです。比較的早く効果が出る警察官のトレーニングの見直しだったり,治安の悪い地域での人員確保であったりが導入されるよう司法の公平な判断が下される事を祈っています。

2015/05/01 (Fri) 11:26 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

かにこ様

私も同じところで泣きました。心に響いてくる言葉ですよね。キャプテンがいままでどのような気持ちで職務についていたのかと色々考えてしまいました。共感してもらうことは本当に大切ですよね。カウンセリングの一番大切なことでもあります。
もしかしたら先天的なものなのかもしれませんが、生まれたばかりの子供達には人種の考え方がないがカウンセラーでの一般的な考え方です。結局差別や区別は後々の家族や社会の教育によるという考え方が一般的です。、Biracialの子供達は人種がより複雑ですし、先天的なものとして諦めたくはないという気持ちもあるのだと思います。おっしゃるようにモラルや自分の考え方は後から訂正が(時間と手間はかかりますが)可能です。今回の新たな尊い命が失われたことによって、社会が少しでも変わっていて欲しいなと祈るばかりです。

2015/05/02 (Sat) 11:17 | EDIT | REPLY |   

Kiko  

初めまして。 まだ、全部読めていませんが、興味深く読んでいます。 勝手ですが、リンクさせて頂きました。

又、お邪魔します。

2015/05/05 (Tue) 20:30 | EDIT | REPLY |   

poke  

同じアメリカにいながら、暴動が異国の問題に感じるほどこちらは平穏です。
人種もそうですが、経済格差も差別に大きく影響している気がします。SF周辺で言うと白人、アジア人は会社員、ヒスパニックや東南アジア人はサービス業。
住む地区も違ってくるし、白人が多い地区の方がより治安が良くなっています。
個人的には同じ会社員なら黒人の方が優しい感じがするし、マイノリティ同士というか、好感が持てます。
以前ドイツに旅行した時、新幹線の自由席で隣に座っていいかと聞いて歩いた時、白人に断られっぱなしで、黒人の人がここに座りなさい、と隣に座らせてくれたのが今でも強く記憶に残っています。

経済格差や教育格差が少ない社会になってほしいです。

2015/05/11 (Mon) 00:28 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

Kiko様

ありがとうございます!最近忙しく、更新が滞っていますが、コメント感謝いたします。こちらもリンクシェアさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

2015/05/11 (Mon) 20:24 | EDIT | REPLY |   

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