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過ぎ越し祭

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先週の日曜日はイースターでした。Twitterで春の祝祭と紹介されていたり、私のFacebookでは卵+ウサギの写真が飛び交っていました。日本でも復活祭と、あまり背景は知らないけれども、イベントのことを知っている人は多いそうです。ですが、イースターのほかにもう一つ大きな祝日があったのををあまりご存じない方は多いのではないでしょうか?

それは

Passover

過ぎ越し祭です。


過ぎ越し祭ユダヤ教の伝統的なお祭りで、ユダヤ人の長きに渡る奴隷の身から神が預言者モーセを使ってエジプトから開放したというとても重要な日です。なぜイースターと過ぎ越し祭が近い日程に行われるかというと、イエス様は約2000年前その過ぎ越し祭の準備の日に捕まり処刑されたからです。

今日はイースターではなく過ぎ越し祭についてちょっとお話したいと思います。

辛く苦しい奴隷生活に身を費やしているご自分の民、ユダヤ人に哀れみを覚えた主はモーセと彼の兄アロンを遣わして彼らを開放することにします。旧約聖書の話です。イエス様がお生まれになるずーーーっと前です。ここで私が好きなのは、とっても人間らしいモーセが描かれているところです。モーセは最初は主に「そんな重役は嫌です。やりたくないです。私は言葉に巧みではないし・・・だれか他の人を遣わしてください」ってごねますぶつぶついうモーセに痺れを切らした神様は、怒って「お前の兄、アロンは言葉も達者だ。彼も一緒に行かせるから、お前はその杖で奇跡を行えば良い!」といって何とか説得します。あの大預言者といわれているモーセも完璧ではないということをちゃんと記しています。

アロンと合流したモーセはとうとう一緒にパロ(エジプトの王様、ファラオ)の元に行き頼みますが、「はいそうですか」といって開放してもらえるわけではありません。なので、そこでモーセは10の災いを行い主の力強さを示し、パロを説得します。(このパロはラムセスIIではないかと最近言われていますが、本当はどうなのでしょうね。)

ナショナルジオグラフィックにとても良い10の災いの要約がありました。
「最初はナイル川の水が血に代わり、魚が死に、水が飲めなくなりました。続いて、カエル、ブヨ、アブといった害を与える生き物がエジプトを襲います。疫病でエジプト人の家畜が死に、エジプト人と家畜が腫れものに悩まされます。雹(ひょう)を降らせて人や家畜を傷つけて作物を枯らし、その被害を免れた作物までも、イナゴの大群に襲わせ根絶やしにします。さらに、エジプト全土を3日間暗闇にしましたが、ファラオの心は変わりません。そこでついに究極の災いをエジプトにもたらします。」

この究極の災いが過ぎ越し祭の起源となる出来事です。

主はエジプト人と家畜のすべての長子をすべて殺してしまうことにしました。ユダヤ人たちはその災害を回避するために、一歳になる雄の子羊を屠りその血を家の柱に塗るように言われました。主がそれを目印にして災害が起こらないように”過ぎ越して”くれるからです。この出来事から、この名前が付きました。自分の子供まで殺されたパロはもう嫌になり、ようやくエジプトからユダヤ人を解放します。それからもユダヤ人は迫害に色々なところであっているのですが(現在もしかり、パレスチナ人も被害者ですよね)。

スティーブン・スピルバーグ率いるドリームワークスが作ったPrince of Egyptの主人公は預言者モーセです。そのテーマソング、When you believe(あなたが信じたとき)、とても素敵なです信じるのがとても怖いときにいつも勇気を与えてくれるです。大役に恐れおののいて逃げ出しそうになったモーセに、「信じなさい」と導いた主。盲目的に信じることは本当に怖いです。でもその先にある奇跡があると信じることで力が与えられるのでしょう。

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アメリカイースター過ぎこし際ユダヤキリスト教

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2 Comments

かにこ  

大学時代

聖書の授業しっかり受けておけばよかったなあと今更ながら後悔しています。
キリスト教のイベント毎に主人に聖書の要約を説明してもらっています:(現代のイースターも歴史と共にもともとの主旨から離れて今の祝い方をしている説明を先日興味深く聞きました。
恥ずかしながら過ぎ越し祭り知りませんでした。(だからちゃんと大学時代...以下省略)とても感心しました。子供達と映画観てみますね。
Whitney Houston とMariah Carey の歌聞いたことあるのに映画の主題歌だという記憶が抜けてました。二人とも若くて美しい!!

2015/04/08 (Wed) 10:50 | EDIT | REPLY |   

Yuima  

かにこ様

いつもコメントありがとうございます。とても励みになります!

私が洗礼を受けたのが5歳のときなので、キリスト教は私の人生ですね。ですが、そのためにいろいろと悲しい経験もあったことがあります(まぁ主にいじめですな)。それでも、宗教があったおかげ(?)でほかの宗教にも理解をもつことができたり、知識が自然と増えていったりプラスの面も沢山ありました。メンタル面では言うまでもありませんが。最近はまんが聖書物語もあるので(かの手塚さんがオファーを受けたもので映画もありますよ)、そちらから入るのも結構面白いかもしれません。聖書の登場人物は本当に人間味あふれて描かれていますので、知識が増えてくると面白いですよ(近親相姦もあるわ、兄弟を井戸に置き去りにするわ、財産目当てでお兄さんに成りすまして権利を騙し取るやら、はては自分の先生を裏切って逃げちゃうやら。もうどろどろです。かのダビデ王も人妻に恋をして、彼女の亭主を戦争の最前線に送って戦死させてしまいますしね(苦笑。。私の大学時代の聖書教授によると聖書には人間のどろどろしたものがすべて書いてあるそうですw)

映画観たら教えてくださいね!感想が気になります。

2015/04/09 (Thu) 11:32 | EDIT | REPLY |   

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